エポキシ系ポリマーセメントモルタル
SRエポミルクEMは、無機系微粉末と、エポキシ樹脂エマルジョンとの組み合わせで開発されたポリマ-セメントモルタルです。
下水道防食指針(案) 素地調整材(Ⅰ)種適合品です。
セメント系充填剤とエポキシ樹脂とを混合した、2材タイプで、混合性に優れます。
■用途
□コンクリート用素地調整材。
■特徴
□施工性:コンクリート躯体表面が湿潤状態でも施工可能です。
□防水性:防水層は透水性が非常に低く、コンクリート躯体を保護します。
□接着性:水系エポキシ樹脂を配合したポリマーセメントで良好な接着強度が得られます。 耐背面水圧性能に優れます。
■性 状
品 名 |
SRエポミルクEM |
試験方法 |
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項 目 |
主剤 |
硬化剤 |
- |
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主 成 分 |
エポキシ樹脂混合 セメント |
変性脂肪族ポリアミン |
- |
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外 観 |
均質な湿潤粉体 |
均質な乳化液状 |
目 視 |
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粘 度 |
- |
10mPa・s |
BH型回転粘度計 |
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配合比 (重量比) |
3/1 |
主剤/硬化剤 |
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硬化物比重 |
1.8 |
JIS K 7112 |
■標準塗布面積
標準使用量 |
平米あたりの標準塗布量 |
塗布量 |
1-1.5kg/㎡ |
■性 能
項 目 |
品質規格 |
試験結果 |
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容器の中での状態 |
粉体 |
堅い固まりがなく外観に異常がないこと |
異常なし |
樹脂液 |
かき混ぜたとき、固まりがなく一様なこと |
異常なし |
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接着強さ |
標準状態 |
1.5MPa以上 |
3.8 |
湿潤状態 |
1.5MPa以上 |
3.7 |
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耐ひび割れ性 |
ひび割れが発生しないこと |
異常なし |
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耐衝撃性 |
われ、はがれがないこと |
異常なし |
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耐久性 |
われ、ふくれ、はがれがなく付着強さが 1.5MPa以上 |
異常なし 2.3 |
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透水性 |
透水量が1.0g以下 |
0.1 |
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エポキシ樹脂の定性 |
エポキシ樹脂が存在すること |
エポキシ樹脂が存在する |
■使用方法 |
①原則としてセット単位で配合、コン練りする。 主剤15kgに硬化剤5kgを加え、ハンドミキサー等で全体が均一になるまで十分に混練 りする。 ②素地調整 下地が正常であることを確認した後、必要に応じて下地コンクリートの水湿しを行う。 エポミルクEMを(1.0-1.5kg/m2)金ゴテ等を用いて均一に塗布する。塗布後、20-40分後に表面の水引具合を確認しながら金ゴテで仕上げ押さえを行う。 |
■注意事項 |
□作業場所は充分に換気し、保護具等を着用して下さい。 □作業服、工具に付着した樹脂は速やかに除去して下さい。 □体質によってはかぶれることがありますので、保護具等を着用し、皮膚に付着した場合には直ちに、石鹸水で洗い流して下さい。 □皮膚障害、呼吸障害が見られるときは、必要に応じて医師に診察を受けて下さい。 □混和液の保管は凍結や直射日光は避けるため必ず室内(5~40℃)に保管して下さい。 |